ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション:身体と心に寄り添う、個を際立たせる衣服

ミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクション:身体と心に寄り添う、個を際立たせる衣服

公開日:2026年07月23日
カテゴリー:ファッションニュース / コレクション / ミュウミュウ

「服はただ身体を包むものではなく、心や自分自身という存在に寄り添うものであるべきだ」

ミュウミュウ(MIU MIU)が発表した2026-27年秋冬コレクションは、そんな哲学的な問いかけから始まります。個の存在を際立たせ、着る人それぞれの「自己」を象徴するような衣服を探求した今季は、身体に意識が向くようなフィット感と、心まで包み込むような温かみのあるデザインが特徴です。

パリで行われたショーでは、苔むしたランウェイを歩くモデルたちが、まるで第二の皮膚のような衣服を纏い、新しい時代のミュウミュウらしきを体現しました。

第二の皮膚のように、身体にフィットするミニマルウェア

今季のコレクションで特に注目すべきは、シンプルでありながら身体に吸い付くようなミニワンピースやトップスです。

洗いをかけたような軽快な素材感: 洗いをかけたコットンや、細かくシワの刻まれたレザーなど、まるで古着のように馴染みのある素材が多用されています。
アンダーウェアのディテール: ストラップやリボンなど、本来は人に見せないはずのアンダーウェアのディテールをあえて表に出すことで、着る人の内面を象徴するような親しみやすさと色気を演出しています。
シースルーとクチュール: 透け感のある素材には、クチュールのようなビーズ刺繍や波打つようなスカラップ(波模様)のディテールを施し、儚さと強さを同居させています。

身体を優しく包み込む、ハイウエストのテーラリング

身体を締め付けるのではなく、「ホールドする」こと。その安心感を体現するのが、今季のテーラードルックです。

高めのベルト位置: ジャケットやプリーツトップスには、通常よりも高い位置にベルトが配置されています。これにより、ウエストをしっかりと支え、身体全体を優しく包み込むような安心感をもたらします。
ショート丈のアウター: レザーブルゾンやナイロンパーカは短めの丈に仕立てられ、対照的にパンツはローライズで。この絶妙なバランスが、現代的なシルエットを生み出しています。

経年変化のような「起毛感」と温もり

秋冬らしい温かみを感じさせるのが、素材へのこだわりです。

フェルトとキッドモヘア: フェルト地にキッドモヘアをプレス加工し、部分的に起毛させたコートが登場。まるで長く着込んだかのような、有機的な経年変化の表情が施されています。
シアリングとファー: 毛皮のようなふんわりとした質感の帽子(シアリング)や、コートのライニングに使われたファーが、冷たい秋冬の空気に温もりを添えます。

コレクションのキーワードまとめ
キーワード 詳細・特徴
テーマ 身体と心、そして“自分という存在”に向き合う衣服

シルエット 身体にフィットするミニワンピース、ハイウエストのテーラード

素材 洗いをかけたファブリック、シワ加工レザー、起毛加工コート

ディテール アンダーウェアを思わせるリボン、スカラップ、ビーズ刺繍

雰囲気 親しみやすさ、安心感、個の尊重

結論:自分自身を肯定する、優しい服

今回のミュウミュウ 2026-27年秋冬コレクションは、流行を追うだけでなく、「自分自身とどう向き合うか」という内面的なテーマを衣服に落とし込んだ、非常に哲学的な内容でした。

身体に馴染む、着心地の良い服を探している。
アンダーウェアのディテールなど、遊び心のあるデザインが好きだ。
温かみのある素材感と、洗練されたシルエットを両立したい。

そんな方にとって、今季のミュウミュウは、単なる衣服を超えて、心まで豊かにしてくれるパートナーとなるはずです。苔むしたランウェイで表現された「自然体」の美しさは、これからのファッションの在り方を示唆していると言えるでしょう。

【問い合わせ先】
ミュウミュウ カスタマーケア
TEL:0120-96-1895