キャンディカラー オリス ’65 レプリカダイビングウォッチ “マシュマロ”

キャンディカラー オリス ’65 レプリカダイビングウォッチ “マシュマロ”

今年4月、「Watches & Wonders」オンラインセッションにて、オリスは昨年6月に発売したケースバックにクマが刻印された限定モデル「ホルスタイン2020」に続く、65周年記念ダイバーズウォッチの新作「マシュマロ」を発表しました。 こちらも2020年に続きオールブロンズの時計で、コットンキャンディーの名前の由来となったスカイブルー、グラスグリーン、ソフトピンクのキャンディーの色合いの3つの時計がセットになったコレクションです。

時計は実物を見せています

新作のマシュマロは、バーゼルワールド2015でデビューしたオリスの大人気コレクション「’65レプリカウォッチ」をベースに、1965年に発売された初期のダイバーズウォッチからインスピレーションを得ていますが、ビンテージスタイルばかりではなく、現代のデザインや時計製造技術も取り入れ、クラシックモデルに再解釈を加えています。

ケースはブロンズ製で、直径38mmと厚みを抑えたユニセックスな時計です。 ブロンズは、そのヴィンテージ感と酸化したときの魅力から時計愛好家に愛される素材ですが、この時計ではブロンズを使うことで、特にサテン仕上げのケース前面のエッジを磨き上げ、貴金属との近接性を強調しています。

反対側には、ポリッシュ仕上げのトップとORISのブランドロゴが入ったブロンズ製のロック式リューズと、グリップと調整のためのノンスリップピット付き外周を採用し、日常使いに適した100m防水を備えています。

ケースにはブロンズ製の逆回転防止ミニッツスケールベゼルが装着され、オリスはベゼルにも粒状のテクスチャーを施し、繊細なタッチを表現しています。

この時計のハイライトは、このキャンディカラーの文字盤です。 グラスグリーンの文字盤は、本来ミントグリーンに近い色ですが、撮影の光に照らされると、少しレイクブルーに傾いて、夏にとてもさわやかな印象を与えてくれます。 また、文字盤の6時位置には日付窓を配置し、実用性を高めています。

針とインデックスには、上の写真にあるように、ヴィンテージ感のある夜光のライトラジウムグレーが塗られています。

時計の正面を鑑賞した後は、ケースバックを見てみましょう。 ブロンズ製のケースバックではなく、スチール製のケースバックは、ブロンズが酸化した際に敏感な人の腕にアレルギー反応を起こさないよう、低アレルギー性でもあります。 ケースバックにはオリスの紋章が刻まれていますが、個人的にはこのコレクションには以前のオリスベアのモチーフの方が合っているかもしれないと思ってしまいますが、いかがでしょうか。 この時計には、毎時28’800振動、38時間のパワーリザーブを誇るSW200-1をベースにしたオリスの自動巻きムーブメント733が搭載されています。

この時計にはブロンズのブレスレットが付属しており、フォールディング・クラスプの上部にはORISの刻印があり、その上部にはすでに細かい酸化が反映されていることが確認できます。 ブレスレットの感触も良く、時計の薄さと相まって快適な着け心地を実現しています。オリスは着用者の好みに合わせてブラウンのレザーストラップも用意しています。

従来、キャンディカラーの文字盤というと、特に気難しく、色白の時計職人向きというイメージがありましたが、このモデルはブロンズにキャンディカラーを組み合わせているので、気負わずに身につけられると思います。 自社製ムーブメントではなくSW-200を選んだのは、コストとサイズの問題であり、議論の余地はありますが、私はこのシリーズの時計にこのような思いを抱いています。 16,500ドルという価格帯で、男女問わず着用できるキャンディカラーの文字盤を持つブロンズウォッチは、他になかなか見当たりません。

動作中の時計

このコレクションを気に入った人は、ショップに行って実際に時計を見たり、試着したりして、その優れた着け心地を確かめてみる価値があります。 酸化したことで、鮮やかなキャンディカラーの文字盤が強調されるのか、それとも時計全体の質感が暗くなるのか、興味深いところです。